台湾の工作機械は、高付加価値による安定した輸出、内需充実へ

2019-07-08

2017年台湾製造業の生産額は18.3兆台湾元となり、総輸出額は国内のGDP比で75%に達します。最近は製造技術を積極的に強化、ハイエンド製造設備への投資および専門人材育成などに力を入れることで、製造業における付加価値率は29.7%に達し、これは日本に次いでアジア製造業におけるランキング2位という成果となっています。

Gardner Business Media社による最新の2018年世界工作機械産業調查において、台湾は世界第9位の工作機械消費国であり、工作機械消費総額は約21億米ドルで、2017年に比較して成長率が15%となっています。内需市場において金属加工および製造に使用される工作機械設備は、主に自動車コンポーネント製造業、電子電機業、航空および国防関連、その他産業(石油分野および医療産業を含む)となっており、5割を超える企業は台湾製設備を使用、その他の5割近くは輸入によります。最大の輸入先は日本であり、最近5年平均の輸入金額比重は48.1%です。台湾での工作機械において輸入ランキング3位まではレーザーによって各種材料を処理する特殊加工機(略称レーザーカッター)、旋盤およびマシニングセンターです。レーザーカッターが主な輸入機種で、輸入の44%を占め、この項目は世界4位の輸入国です。旋盤の輸入タイプは縦型CNC旋盤が主な機種です。

台灣製造業の生産額はコンピューター、エレクトロニクス、光学製品の比例が最も高く、約35%を占めます。次いで、金属電機工業で約28%です。グローバルな製造業サプライチェーンの移行および再構築の流れにおいて、強健な製造業を基礎とした台湾が相等魅力的な新生産拠点となっており、政府も2018年に多くの補助を拠出して台湾企業が台湾に戻って投資するよう奨励しています。これらの製造拠点の新たな編成が、グローバルな工作機械産業における新たなビジネスチャンスをもたらします。

市場および貿易環境の変化に加え、就業人口の減少、科学技術の発達による産業の転換・強化などの要素が刺激となり、スマートツールマシン、産業ロボット、無人運搬車およびオートストレージ、モノのインターネット、AI等のソフト・ハードウェア技術を組み合わせて形成されるターンキー・ソリューションの切迫した需要が顕著になっています。例えば遠東機械(FEMCO)傘下の發得科技(FATEC)は、大型トラックおよび乗用車用マルチアルミホイール・フルオートメーション生産ラインを開発、製品を台湾業者の使用に提供するのみならず、米中等のアルミホイールのリーダー的メーカーも購入者リストに加わっています。東台精機(Tongtai)も2019年3月にドイツ・シーメンス、光陽機車(KYMCO)と共同して「バイクコンポーネント・スマート生産ライン」なるスマートファクトリーソリューションを完成させ、一つの生産ラインで6種類の各種コンポーネントを少量多形式に生産する模式を確立、納期を従来の3日から8時間へと大幅に短縮しました。

台湾の工作機械産業の安定した基礎に加え、スマート製造への転換という加速性能を載せ、上方下方のリソースの優れたリンクと相まって、グローバルな関連産業チェーンにおける重要な位置を占めており、また台湾企業のUターン、設備の国産化などの方針の流れと共に、工作機械およびコンポーネントの内需市場が注目すべきポイントとなっています。


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