TMTS 2026、台中に帰還 「ショールームから工場へ」の強みを発揮し、産業の中核エネルギーを結ぶ

2025-11-20

台湾工作機械および部品工業協会(TMBA)が主催する「台湾国際工作機械見本市(TMTS 2026)」は、来年盛大に開催されます。本年の大きな注目点は、展示会場が台湾の工作機械産業の中心地—台中へ正式に回帰することです。精密機械産業クラスターの中心に位置する台中国際会展センター(TICEC)が TMTS の主会場として初めて使用され、「ショールームから工場へ(Showroom-to-Factory)」という産業特有の強みを示すとともに、国際バイヤーにシームレスな視察・調達体験を提供します。

台中は古くから、世界の工作機械サプライチェーンにおいて重要な拠点であり、多くのトップブランドや主要部品メーカーがここに工場を構えています。TMTS 2026 が台中で開催されることにより、専門的で充実した展示環境が提供されるだけでなく、バイヤーの調達効率も大幅に向上します。国際バイヤーは展示会場で最新製品を視察し、商談を予約した後、そのまま近隣の工場へ移動し、設備性能の確認、生産ラインの見学、さらには実機操作まで行うことができます。「展示から工場へ」を一体化したこの調達プロセスは、意思決定を加速させ、受注率を高める TMTS 独自の大きな優位性です。

TMTS 2026 の会場となる新設の「台中国際会展センター(TICEC)」は、最新設備を備えた国際規格の展示施設です。館内は「ダイヤモンド級グリーンビルディング」の認証を取得しており、省エネ・採光・空間設計のすべてにおいてサステナビリティを重視しています。会場は水湳スマートシティ内に位置し、主要幹線道路に近接し、港湾、空港、台中高速鉄道駅へのアクセスも良好で、台中・彰化・南投などの主要工業区や産業クラスターともスムーズに連携しています。これは台湾工作機械産業の国際ビジネス拡大に強力な後押しを提供します。

TICEC 周辺には、水湳転運センター、中央公園、そしてまもなく開館予定の台中グリーンミュージアムなどの大規模施設が集積し、都市機能と交通機能が一層充実しています。ビジネス会議、国際交流、インセンティブ旅行などを計画する企業にとって、台中は効率性と良好な環境を兼ね備えた理想的な都市となっています。

TMTS 2026 の台中回帰により、展示会は世界の工作機械産業の最新トレンドを披露するとともに、「産地型展示会」という特長を活かし、製造現場により近い専門的な調達体験を実現します。台湾工作機械産業の主要基地としての台中の実力は、TMTS を通じて再び世界へと発信されることでしょう。


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