【TMTS 2026 三大注目－10大テーマ】高圧ダイアフラムポンプ

スマート製造や無人化された金属加工設備において、工具寿命の延長、切りくず排出効率の向上、さらに省エネと環境配慮を同時に実現することは、工作機械メーカーにとって重要な課題となっています。MPD 高圧ダイアフラムポンプは、金属加工設備のセンタークーラントシステム向けに設計され、高圧、省エネ、環境対応を兼ね備えたポンプです。さまざまな切削液に対応し、機械の外部スプレーや高圧センタークーラントシステムに組み合わせて使用することができます。

最大圧力は 140 bar に達し、流量は 8 から 55 リットル／分まで対応可能で、インバータやサーボシステムと組み合わせることで 300～1500 rpm の回転数で運転できます。高い耐汚染性を備え、幅広い切削液に対応し、純水でも使用できるほか、切削液の使用量を削減することで環境にも貢献します。特許取得済みの冷却循環設計（米国特許番号：11542934）により低温での運転が可能となり、ポンプの寿命を大幅に延ばします。さらにコンパクトな設計で機械スペースを取らない点も大きな利点であり、現代の加工現場に最適な選択肢となります。